
国交省 東広島・呉道路柳国改良工事
2011.11.20

RTKロードランナー導入
発 注:国土交通省
工事概要:道路改良工事
地 域:広島県呉市、東広島市
納 入:RTKロードランナー

一般国道375号は、広島県呉市から三次市を経由して島根県大田市までを結ぶ幹線道路として、重要な役割を担っています。中でも、呉市から東広島市にかけての沿線は、広島広域都市圏の頭部に位置しており、広島都市圏が中国四国地方の中枢機能を担っていくうえでもその発展が期待されています。そこで、同地域のこれからの発展に不可欠な社会基盤整備として、拠点都市間を迅速にネッワークする道路網の整備を目的に計画されたのが、高規格幹線道路東広島・呉自動車道です。 肥海建設(株)様が受注されました東広島・呉道路柳国改良工事において、面的施工管理システム RoadRrunnerを導入して頂きました。 工事規模としましては、切土 5.7万m3 盛土 2.5万m3の土工事主体の工事です。導入のきっかけは、弊社が主催したCPDSセミナーに肥海建設(株)様がご出席して頂き、今回の工事を担当される所長様が大変興味を持っていただいたことでした。従来の工事でかかる測量外注費とRoadRunnerの費用を比べられ、費用対効果が図れることから採用に至りました。また今後、3次元データが普及する事が大いに予想されるため3次元CADも購入して頂きました。また事前に用地境界から設計がはみ出すことが分かり、発注者と事前協議を行い設計変更を行った事も高く評価して頂きました。RoadRunnerを使用して職員様で測量は全て行い、また急な位置出しや丁張り設置なども対応出来たとの評価も頂いております。また所長様が、「GNSSRoadRunnerを使うとまずトラバー(基準点)がいらない、なので時間をかけずに測量が対応出来る。完成形のイメージが3次元だととても分かりやすい、なので現場でのモヤモヤ感が無くなる。今まで確定しにくかった場所もスッキリと判断出来る。岩判定の岩線確認にも使用出来た。」また3次元については、「今までとはまるで考え方が違う。従来とは違う技術が必要になる。3次元CADを現場でもっと活用出来ればさらに満足感が得られる。」と現場ならではのご意見も頂きました。「土工事が受注出来たらぜひまた使用したい」所長様の熱い気持ちを最後に頂きました。
肥海建設(株)職員様一同には大変お世話になった事を改めて御礼申し上げます。