
NEXCO 中国自動車道三次JCT舗装工事
2012.05.01

RTKロードランナー導入
発 注:西日本高速道路株式会社
工事概要:道路改良工事
地 域:岡山県
納 入:RTKロードランナー

現在工事中の、尾道松江自動車道と中国自動車道を結ぶ中国自動車道三次ジャンクジョンは、平成24年度中の供用に向けて完成予定です。松尾建設(株)様が受注されました「中国自動車道三次ジャンクション舗装工事」は、工事延長 2150m アスファルト舗装 約6.3万m3 切盛土工量 約24万m3の工事です。前回他の現場で3次元レーザースキャナー計測、3次元設計を行って頂いた職員様が本現場に赴任されており、今回はジャンクション工事で複数線形がある複雑な工事であることと、工期が非常に厳しい工事ということで、所長様を含めて3次元計測及び3次元設計、RoadRunner導入ありきで打合せをさせて頂き導入して頂きました。他の情報化施工も行われるとの事で、基準局を設置しGNSSで行う事になりました。とにかく工期がないので測量の手戻りや、測量計算、測量に時間が掛けられない、重機を遊ばす事が出来ない状況でしたので、必要な箇所の3次元設計データを完成次第随時RoadRunnerに取込測量を行っていきました。工事範囲が広範囲なので事前に無線が届く位置への基地局設置場所決めから行い無線が届くかをチェックしてのRoadRunnerの納品となりました。また事前に現況と発注図との不具合箇所も把握でき厳しい工期の中工事を止めることなく施工を行えたようです。いままでは道路中心線の要素、縦断勾配、横断形状を入力しないと計算が行えず、複数線形がある場合はすべての線形に対して情報を入力しなければいけませんでした。しかしRoadRunnerは3次元ポリラインデータを取り込んで測量をするので、道路中心線形に依存することなく作業が行えます。任意のラインをセンターラインとして設定出来ますので側道や各ランプの3Dポリラインデータをセンターラインとして変更するだけで複雑な形状に対応出来ます。ですので事前の測量計算も必要が無く職員様の負担軽減、手戻りの削減が可能となります。RoadRunnerを使いこなして頂き職員様には高い評価を頂きました。
最後に、松尾建設(株)職員様一同には大変お世話になった事を改めて御礼申し上げます。